お伊勢参りに行ってきました①

退職日まであとわずかに迫り、有給消化を利用してF1観戦の計画を立てていました。もともと転職を決断していなかったとしても私の中では年間スケジュールに組み込まれていたこの旅行ですが、退職にともなう有給消化を得ることになり旅の日程が大幅に伸ばすことができました。旅の工程は全部で五日間!初日は移動日で鈴鹿入りして、金、土、日の三日間は鈴鹿サーキットでのF1観戦を満喫する。そして最後の日は名古屋に移動して次の職場関連の施設を見学すると考えていましたが、最終日はそれだけでは大いに時間を持て余す状況となりました。

名古屋観光をして、グルメ食い倒れでもよかったのですが、さすがに40歳を迎える私の胃袋は限界点が低く2店回れれば良しくらいのレベルです。また、名古屋は何度か訪れた街なので、名古屋飯の堪能はあらかた終わっている状況でした。

何故か、フワッと思いつく…

そんな状況で旅路の予定を組み立てながら、現在の職場から帰っている電車の中でフワッと思いつく、何故か降りてきた思考が「伊勢神宮」というワードです。

あまり、寺社仏閣への思いや拘りはない人間であるのですが、この時ばかりは何故か無償に興味が湧いてきてしまいその場でホテルからの距離などを一気に調べたのを覚えています。転職先への不安は「スキル不足」「新たな人間関係」など漠然とした不安はありましたが、神頼みをするほどではなかったので私にとっては新鮮な感覚になりました。

ただ、思いついたことにネガティブ思考でなく、ポジティブな気持ちで純粋に「行きたい!」と思えた自分の感覚を信じてお伊勢参りをすることにしました。

まずは情報収集から…

ただ、伊勢神宮という場所がどの程度の時間を要するのかが全くの不明であったので私は興味からまず、ネットでの情報収集をします。伊勢神宮は高校時代の就学旅行で参拝した記憶はあるのですが、当時の状況はほぼ、覚えていません。

情報から初めて知ったのは、伊勢神宮は「外宮」「内宮」と二つのお社があり、外宮から内宮への距離は徒歩60分も離れていること。さらにお社が複数あり、個人の願い事はしてはいけないことや、「正宮」と呼ばれるお社ではお賽銭をしないなどのマナーがあることなど大人になって調べてみると興味をそそる内容がいっぱいありました。

また伊勢神宮にお参りする前に禊をおこなうため、二神輿玉神社へまずお参りする習わしなども情報として手に入れました。そのネット調べた情報をもとに、YouTubeでのまとめ動画を視聴して予習をしていきます。

このような情報を取捨選択して、私が立てたスケジュールは「二神輿玉神社」→「外宮」→「内宮」の順番で参拝することにしています。F1観戦で拠点にしている津市からは電車で1時間ほど移動して伊勢市に到着、そこから2駅で「二神輿玉神社」がある二見浦駅です。参拝時間や駅からの距離など含めた移動時間をふくめると、かなり余裕をもって立てています。さらに関連する神社として「猿田彦神社」も参拝してみたい気持ちになりましたが、新幹線の時間と、あくまで最終日に次の転職先の施設見学を必ず行うことを目的としているので時間との兼ね合いで当日決めることにしています。

幸いにも一人旅です

状況として幸運であったことは、今回の旅は一人旅であったことです。家族を誘ってF1観戦と考えていたのですが、小学生の子供が拒否しまして、私一人での旅行となりました。この状況が道中の工程を臨機応変に変化させることができました。

40歳での有給消化旅行、本当に心身リフレッシュさせる大人の夏休み状態ですね!また訪れる伊勢神宮は神聖な場所、落ち着いた気持ちでゆっくりと参拝することにはよい状態となったと思っています。

F1観戦と同じように天気を非常に気にしていました。1週間予報では雨マークがついていたのですが、時間の経過とともにみるみる晴れマークに変化して行きます。なんかこの状態を見ているだけでも勝手に嬉しくなっていました。不思議ですね。

地元の神社にも何故か興味が湧いてくる

伊勢神宮への興味でネットを調べていたら、「パワースポット」というキラーワードが溢れていました(笑)。私は鎌倉市在住なので鶴岡八幡宮には散歩がてらよく行っているのですが、そのほかの神社はあまり足を運んでいません。せっかくなの調べた次いでに知った神社にも実は足を運んでいませす。その一つとしてわりとネットで出てきた神社が熱海にある「来宮神社」です。

来宮神社は縁結びのパワースポットとのこと。縁結びと聞くと恋愛が一番最初に思いつくワードですが、人間関係、仕事関係などの良縁という意味でも縁結びと使われるらしいです。転職先での人間関係、よき上司、よき同僚、よき仕事にご縁があることを祈願してお伊勢参りをする1週間前の休日を使って参拝してまいりました。

お伊勢参りとは少し脱線してしまっておりますが、ここで伊勢神宮でのマナーの予行練習をかねています。

今回は結局のところ、お伊勢参りに行きたくなった経緯について書いたことになってしまいました。具体的な参拝しての感想などは続編に回して行こうと思います。最後までありがとうございました。

スカイパックツアーズ

社会人1社目の会社_後編:職業は講師

転職人生として歩み始めた最初の1社目について書かせて頂いています。今回はその後編となっています。社会人講座の簿記の専任講師として歩み始めた社会人の私。礼儀などはここで叩き込まれておりその基礎が今でも生きています。前編は割と良いところを書きましたが今回は転職経緯になっている内容をズバリ書いていきますぞ!

前編はこちらからどうぞ

社会人講座の講師の仕事とは?

講師の仕事ってあまり世の中で出回っていない気がしますので一通り語っていきます。講師や先生ってただ教えているだけと思われているかもしれませんが、業務の大部分を占めていくのが講義の予習です。ただ幸いにも法律や会計基準の変更がなければこれに苦しむのはせいぜい2年目までです。教える内容などは一緒なので、内容が頭に入っているので苦も無く授業ができるようになります。義務教育の先生もこれに苦労するのでしょうが、内容が変わらないのに予習が大変と言っている先生はそもそも能力がないですね。恐れ多い発言ではありますが…でも先生の労働環境で伝わってくるのがこの予習なので、経験者としは不思議な気持ちでニュースや新聞記事を読んでいます。

ある程度、予習に慣れてくると次に大変なのが生徒対応です。これは人間個性が違いますので全く同じではできない仕事です。ただ経験を積んでいくと、アドバイスの引き出しも増えてくるので楽になってきます。中堅からベテランになって大変になってくるのが作問作業です。問題を新規作成、教材を作っていく仕事になります。ここは義務教育の先生たちと違うてんです。私が所属していた資格学校は専門課程と呼ばれる短大と同じ扱いとたるコースも存在していました。そっちに所属する講師は教育が中心になるので教材作成はしません。社会人講座を担当する講師は教育はしないので、教材作成に労力を回される仕組みになっていたのです。

知識は身につく…

かなり専門の書籍を読み漁り、問題文の根拠や背景となる裏付けを確認しながら作成していきます。こんな作業をやっていると嫌でも知識はついてきます。このおかげて専門分野である管理会計は公認会計士試験で管理会計だけは満点を取るという兵に私は成長していきます。ただ、かなり理不尽なことがありました。「教材作成や講義の予習は家でやれ!」と堂々と上司から言われるのです。職員室でそれを行っていると暇とみなされて、パンフレット制作や、配布物チラシの校閲作業に回されます。持ち込み残業でありますが勤怠は当然取られておらず、サービス残業となります。

東京本部で労基が入ったらしくて、当時は地方学校にその作問、教材作成があふれるばかりに押し寄せていました。休日は1日作成作業です!授業時間が延長してしまい、校舎を締める作業で時間外労働が発生してもサービス残業です。後々、妻にこの話をするとかなりブラックだねと言われました。

公休も消化できないことが多く、唯一こちらは休日買取制度でかなり買い取られていました。その買取の意志は本人でなく、勝手に上司が買取申請して行きます。親族の不幸でも有給は使えず、有給を使ったのは転職4社目の会社で初めて使っています。

ストレスで身体を壊す…

そんな精神が不安定になる職場です。同僚との仲は悪くなる一方です。特に上司とは…

もともとアレルギー体質であったこともありますが、そんな環境で過ごしていた6年目についに身体に異常が発生しました。咳が止まらない状況となったのです。診断はアレルギー性気管支炎。発症のトリガーはストレスです。咳がひどく、講義ではなしにくい状況、受講生の方にも迷惑をかける感じが余計にストレスを増しました。

一時は咳をし過ぎて、喉をきり吐血するくらい酷かったです。薬を飲んで治るものではないので、こんなさなか転職を考えることになり、実際に転職をすることになりました。

一番良かったこと

ただ、こんな状況のなか仕事をする中で人生で一番良かったことがあります。妻と出会えたことです。実は私の妻は、私の講座を受講していた受講生です。先生と生徒ってやつですね。実際は講座が終わってから、しばらくたってからたまたま私が通いだしたスポーツジムに妻も通っていて偶然再会したのが馴れ初めです。

この後も転職を繰り返す私を、心から支えてくれており結果的に40歳で50代の男性平均年収を余裕でこえる評価を勝ち取れている事実は紛れもなく妻のおかげです。

心から感謝しています。本当にありがとう!

転職会議