人生5回目の退職交渉_2回目

再開…

上司の忙しいスケジュールが空いたことで、約束通り別日程で時間を持つことで話が終わった退職交渉が再開されました。前回の罪悪感がすごかった1回目よりかは既に告白している状況なのでかなりスッキリとした気持ちで迎えることができました。

事前情報として周知されているのは、緊急招集して周知した部長3名、そしてなんと売上1,000憶円企業の代表取締役社長にも相談として既に伝えたのことでした。「そんなに私って重要人物だったの?」と考えたり、そんなに重要だったポジションならもっと私を大切にしてよ!と1人突っ込みをしながら時間を迎えます。

開口一番

まずMTGが始まり、先に切り出したのは上司です。「今日ってなんの話するんだっけ?」のすっとぼけ。私は毅然とした態度で「退職日きめますか。」とレールをずらさないようにしていきます。そんな私の切り返しで抵抗をあきらめたのか上司からも具体的な話が出てきます。

まずが愚痴から始まりました。事前に退職を伝えておくことは常識である。マジでこまる。今後は事前に退職のことを相談してから動いたほうがよいよのアドバイスつきでしたがね。私自身も愚痴は受け止めます。だって私が原因ですからこれくらいはとの思いです。そこから具体的に困っていることがあり、「補充できる人間がグループ内での異動ではできなさそう。」という話と「担ってきた役割のメリットが大きく、新しい体制で行うことに抵抗がある」との相談でした。私の考えを聞かせてほしいとのことだったので、自分なりに引継ぎ者、タスクを考えていたのでそれを話します。

引継ぎとしては…

私が描いている絵は、定型業務は事務職経験は浅いがしっかりとして定型的な役割をもっていないチーム加入歴半年の女性の方へ。そして部長陣からの各種資料のとりまとめを過去の経験から入社してからずっと同じチームで帯同していた女性を候補にあげました。私の感覚的なスキルは教えることはできませんが、資料作りであれば彼女たちで十分やっていけるはず。工数が足らないのであれば1人アルバイトで雇ってしまえば定型業務は十分吸収できるはずと助言しました。私自身が担っていた職人的なスキルは周囲の部長と課長メンバーにて協力してくださいと伝えます。実際に私がいることで、特に課長メンバーの一部は責任感がなく、私がやっているから、自分たちはやらないスタンスが目立ち内心その責任感と予算を持たせている覚悟がなくイライラもしていました。この際に私が抜けることによって「自分でやれ!」「自分でやらなきゃいけない」の環境を作ってしまえばよいとも私は考えていたのです。自分の好きなことしか、他人(会社)のお金を使って商売を行い評価を上げるって私からみてよい感じはしませんでしたね。(これが退職の理由かもしれません)

しかし上司の考えかたとしては私が第三者として監査人のように各々の部署をウォッチして報告することで部署長が負けじと正しい報告をするようになったこと。上司自身と違う数値からみた意見を言う私のポジションのメリットが相当大きかったとのことで尻込みしています。いずれにしろ、こんな事態にしてしまっているのは私ですが、もう去る人間です。ドライにいきます。「考えなおしてもう1年くらい残ってくれないか?」の提案も来ましたが、私自身、今回の転職先は現職よりも待遇面がよく企業規模も大きいためチャンスです。タイミングが全てでありこのような考えに至ったのもこれまでの現職場との比較のうえでの話です。はっきりと「退職の報告をしたことは、こちらも退路をたった意味でそれなりの覚悟でお伝えさせて頂いています。無理です。」と答えました。

結論は…

結果として、まず約5年半を一緒に仕事してきたチーム内の女性です。とりまとめ経験者に打診してみることになりました。上司曰く「彼女の人生も…」と言っていましたが私の人生もあります。引継ぎ候補者は女性であり子供に恵まれるべく日々努力しているような話聞いてはいましたが、そのタイミングまで私も待てません。一度5年半のなかで妊娠をしたが流産となってしまい、それから私も彼女のタイミングをずっと持っていましたが時間切れですね。私の退職については上司から彼女に話すことで同意しました。結局この回も具体的な退職日には至らず、月次ベースと年間ベースの私の業務をまとめてからの話になっています。3回目に続きますね…

2回目の退職交渉の最後に…

最近の私が吹っ切れたのか、この1年間求めていた姿勢が表れて仕事している旨を上司は伝えてきました。どんな様子かというと、残るメンバーに対して寄り添うように苦言を指摘して嫌味がない育成の姿勢がでているとのことです。私自身も残る二人のメンバーは仲が良くないし、会話ができないことを危惧しており残りの数か月で私が嫌われ役となってよい方向に向かって貰いたい一心で行っていることを伝えました。なんでいままでできなかったのか?の質問には「かつて課長の職位で仕事していた時はこんな人当たりで仕事していましたよ!」「現在のチーム組織になってから二人体制になったので職位が外れてフラットな関係で仕事するようになってから意識は希薄になりました」とはっきり伝えます。私がドライと言われてたり。間違っているという意見もあると思われるかもしれまんが、いまいる現職の会社での職位は「育成をしろ」のスタンスの理解です。コロナにより組織変化があり職位が外れてしまった私は、職位を取ったことは「育成しなくてよい」のメッセージと受けとめた人間です。育成をしなくてよいとしたのは会社側と考えたうえで、お金も貰えない、評価されないことに私の工数を使いたくないとの考えだったのです。

その状況を現在の上司は知る機会がなったことは残念ですが、小さいことの積み重ねが評価認識のズレを生んでいることを感じた瞬間でした。課長としてチームを率いていたときに今の上司は一つ上の存在。まぁ、執行役員ですからね。私の間に部長がいたわけです。その部長から伝達しきれないところもあったのでしょう。運命ですね…

3回目を書くことになるとは思いませんでしたが、退職交渉_3回目に続きます。

人生5回目の退職交渉_1回目

☆彡内定受諾後のウキウキからの罪悪感

前回の準備編に続き、いよいよ初めて上司に胸の内を打ち明ける瞬間がやってきました!切り出しへの緊張とドキドキが押し寄せております。

まず場のセットをしなければならないのですが、いろいろ考えた末に今回は業務の打ち合わせで一度場をセットしてその打ち合わせ終了後に切り出すことにしました。対面での場を意識セットしたので、ゆっくり話を聞いてもらうために上司がその後用事がないタイミングと考えて定時終了後の30分の時間をセット。会議室もばっちり抑えて準備万端で迎えた当日にまさかのことが…

上司が体調を崩したため、なんとWEBでのミーティングとなってしまったのです。対面で話すことにこだわってしまい、ギリギリまで退職を打ち明けるのはリスケするべきかかなり迷いました。しかし準備編でも書かせて頂いた思いのとおり、残るメンバーへの迷惑や影響範囲を考えてなるべく早く退職の意志を伝えることを心がけてWEBでのミーティングとなりましたが切り出すことを決意しました。

( ノД`)シクシク…業務の話をしていくときの罪悪感がすごい…

あくまで、場のセットは業務相談としていたため、実際に行っていた業務の相談を2件行いました。1件目の相談にて私自身の考えを述べて上司と今後の進め方をすり合わせていきます。タスク量としては在籍している間に終わらせる内容であったのであくまで自分は当事者意識をもって会話していました。しかし話が膨らんできて、今期末の話や2年後、3年後を見据えた時間軸で話が進んでいきます。その長期的(自分は退職している想定の時期)への内容に同意を求めてきたり、〇〇をやってほしいなどコミットを求められていくなかで私自身、この後すぐ退職の話をする前提の頭では二つ返事や「やります」と言えません…私への同意、返事を求めるつど、返事をしない自分が作ったへんな間が過ぎていきます。その様子をみておかしいと感じたのかさらに、将来的な話をして自分に同意を求めてきます。心の中で何度も「自分その時はいないんです。申し訳ない」と何度も謝りました。上司との人間関係が悪く退職を決意したわけではなく、上司や職場にはかなり恩義も感じています。ただ、ただ…辛いです。

耐えきれず…切り出す

上司が歯切れの悪い返事、応答をする私をみて業務の話をまた別の機会へと伸ばそうと提案をしたその時、私はついに退職の意志を切り出しました。

「本日、最後に報告しようと決めていたことです。内容が内容なので将来的な話を一緒にすることが罪悪感で辛い状況となったので打ち明けさせてください。私は9月末日をもって退職をさせて頂きます。周囲の影響、負担を考えて一般的には3ヶ月前は早い報告となりますが本日、報告させて頂きました。」

上司は少し固まりその後「いつから考えていたの?もっと早く相談してほしかった。」と言って動揺はしている様子でした。

私は「1か月前の昇給面談終了後からです。あの時会話したあとかねてから別の道も考えていましたし、他の方の例で会社から求められることと自分のやりたいことが食い違ってしまったとかんじたため動きました。」と答えました。

上司より「次は決まっているのか?待遇は今よりいいのか?」と聞かれ「決まってます」「待遇もいいとおもいます」と回答。同じチーム内には当然まだ伝えていない旨も合わせて上司に伝えました。

退職交渉、別日への打診…

今回の1回目は一旦「内容はわかった、あくまで内容であってまだ承認ではない」と受け止められて、10日後に1時間の面談の場が再度設けられることで終了です。緊急性ととらえているのか、すぐ緊急招集にて管掌内の部長メンバーには周知することも伝えられました。いま思い返すと、「自分の存在が大きかったんだなぁ」と感じることでありましたね。ということで退職交渉2回目編を次回は記事にしていこうと思います。