人生5回目の転職_同僚への共有編①

退職交渉の2回目を終えて、いよいよ具体的に情報解禁日や引継ぎ方針が決まりましたが、次なるイベントを迎えましたので記事にしてまいります。記事の題名にもなっておりますが、そのイベントとは同僚への退職告白です!

どこかで触れているかもしれませんが、現職で所属しているチームには二人の同僚がいます。一人は加入して半年強の未経験者女性でして仕事上、ほぼ関わりがありません。もう一人は現在の職場に転職してきたときと同時期に相手もグループ内子会社を吸収合併したことにより私が入社したチームに異動となって加入してきた縁ある女性の方です。後者の方は私の社歴イコール一緒に仕事してきた年数なので非常にツーカーで仕事をしてきた非常に頼りになる方でした。

私自身、現職の会社でも5社目の転職先となっておりある種「やめるやめる病」によりストレスを発散させていたこともあり、何かと冗談交じりで「俺はその内いなくなる」「逃げる」など愚痴を頻繁に口にしていました。そのことを一番長きにわたり聞いてくれていたのが彼女でした。一見さばさばしているようで、情にもろい一面も知っていたので、本当に私が今の会社を退職する決断をしたことを告白するとどのような反応になるか不安と楽しみもありました。前の記事でも書いていますがある種、ボーナスを多少削る覚悟で早めに会社への通知をする理由の一番は彼女の負担を考慮してのことになります。※ちなみに過去記事で触れている方の話です。

彼女自身の人生も踏まえながら、一次は私自身も彼女の状況によって退職することは難しいと思った時期もありましたが相手側の状況を踏まえてタイミングを見て私は退職を決意しています。

上司の面目を立てる…

本当のことをここで言うと、彼女には私からことの経緯を話しこれまでの感謝とこれからの負担を謝罪したいがために直接、退職の話を打ち明けたかったです。しかし今後の組織体制の絵を書くのは残っていく上司が立て直すことになります。補充を入れるのか、現状行っているタスクを他へ移管するのかなど様々な調整が必要です。そのため退職交渉の時にどのような手順で周囲に私の退職をオープンにしていくかは、全て上司の考えてで行う旨を話、それに沿ったことで私から直接でなく、上司から間接的に私の退職を伝えることになりました。その他のメンバーにも同じチーム内でしたので、他部署メンバーより先に優先と私は考えていましたがそのメンバーに対しては何故か一般解禁日と同じ扱いになりました。

伝達後…

定例のMTGのあとに二人は部屋にとどまって40分くらい出てきません。おそらく私の話を切り出したのであろうと容易に想像した私も部屋から出てきたとき、顔を合わせたときの心の準備をします。周囲の人も何か話しているね?と少し不信の様子。特命業務を受けることが多かったチームなので「何かまた特殊業務の話では?」と私は他のメンバーをはぐらかしておりました。そんなことをしながら業務を続けているとついに部屋から出てきました。そして上司からは私に「話した」の一言です。それを聞いてすぐに彼女の顔をみたら少し泣いた?ような雰囲気でした。そして彼女からの第一声は「びっくりしました…」の一言です。「そりゃそうですね」と内心思いながら私も「申し訳ありません」とその場で謝罪。周囲に人がいることもあり彼女から「どこかで時間ください」とMTGセットの要望だったので私も承諾し別日ですべて経緯を話す時間をとることになりました。

このMTGの話を書いていくと長編になること予測されるので、今回はいったんここまでにしておきます。暇つぶしにお読みくださりありがとうございます。また次回に続きます。

人生5回目の退職交渉_2回目

再開…

上司の忙しいスケジュールが空いたことで、約束通り別日程で時間を持つことで話が終わった退職交渉が再開されました。前回の罪悪感がすごかった1回目よりかは既に告白している状況なのでかなりスッキリとした気持ちで迎えることができました。

事前情報として周知されているのは、緊急招集して周知した部長3名、そしてなんと売上1,000憶円企業の代表取締役社長にも相談として既に伝えたのことでした。「そんなに私って重要人物だったの?」と考えたり、そんなに重要だったポジションならもっと私を大切にしてよ!と1人突っ込みをしながら時間を迎えます。

開口一番

まずMTGが始まり、先に切り出したのは上司です。「今日ってなんの話するんだっけ?」のすっとぼけ。私は毅然とした態度で「退職日きめますか。」とレールをずらさないようにしていきます。そんな私の切り返しで抵抗をあきらめたのか上司からも具体的な話が出てきます。

まずが愚痴から始まりました。事前に退職を伝えておくことは常識である。マジでこまる。今後は事前に退職のことを相談してから動いたほうがよいよのアドバイスつきでしたがね。私自身も愚痴は受け止めます。だって私が原因ですからこれくらいはとの思いです。そこから具体的に困っていることがあり、「補充できる人間がグループ内での異動ではできなさそう。」という話と「担ってきた役割のメリットが大きく、新しい体制で行うことに抵抗がある」との相談でした。私の考えを聞かせてほしいとのことだったので、自分なりに引継ぎ者、タスクを考えていたのでそれを話します。

引継ぎとしては…

私が描いている絵は、定型業務は事務職経験は浅いがしっかりとして定型的な役割をもっていないチーム加入歴半年の女性の方へ。そして部長陣からの各種資料のとりまとめを過去の経験から入社してからずっと同じチームで帯同していた女性を候補にあげました。私の感覚的なスキルは教えることはできませんが、資料作りであれば彼女たちで十分やっていけるはず。工数が足らないのであれば1人アルバイトで雇ってしまえば定型業務は十分吸収できるはずと助言しました。私自身が担っていた職人的なスキルは周囲の部長と課長メンバーにて協力してくださいと伝えます。実際に私がいることで、特に課長メンバーの一部は責任感がなく、私がやっているから、自分たちはやらないスタンスが目立ち内心その責任感と予算を持たせている覚悟がなくイライラもしていました。この際に私が抜けることによって「自分でやれ!」「自分でやらなきゃいけない」の環境を作ってしまえばよいとも私は考えていたのです。自分の好きなことしか、他人(会社)のお金を使って商売を行い評価を上げるって私からみてよい感じはしませんでしたね。(これが退職の理由かもしれません)

しかし上司の考えかたとしては私が第三者として監査人のように各々の部署をウォッチして報告することで部署長が負けじと正しい報告をするようになったこと。上司自身と違う数値からみた意見を言う私のポジションのメリットが相当大きかったとのことで尻込みしています。いずれにしろ、こんな事態にしてしまっているのは私ですが、もう去る人間です。ドライにいきます。「考えなおしてもう1年くらい残ってくれないか?」の提案も来ましたが、私自身、今回の転職先は現職よりも待遇面がよく企業規模も大きいためチャンスです。タイミングが全てでありこのような考えに至ったのもこれまでの現職場との比較のうえでの話です。はっきりと「退職の報告をしたことは、こちらも退路をたった意味でそれなりの覚悟でお伝えさせて頂いています。無理です。」と答えました。

結論は…

結果として、まず約5年半を一緒に仕事してきたチーム内の女性です。とりまとめ経験者に打診してみることになりました。上司曰く「彼女の人生も…」と言っていましたが私の人生もあります。引継ぎ候補者は女性であり子供に恵まれるべく日々努力しているような話聞いてはいましたが、そのタイミングまで私も待てません。一度5年半のなかで妊娠をしたが流産となってしまい、それから私も彼女のタイミングをずっと持っていましたが時間切れですね。私の退職については上司から彼女に話すことで同意しました。結局この回も具体的な退職日には至らず、月次ベースと年間ベースの私の業務をまとめてからの話になっています。3回目に続きますね…

2回目の退職交渉の最後に…

最近の私が吹っ切れたのか、この1年間求めていた姿勢が表れて仕事している旨を上司は伝えてきました。どんな様子かというと、残るメンバーに対して寄り添うように苦言を指摘して嫌味がない育成の姿勢がでているとのことです。私自身も残る二人のメンバーは仲が良くないし、会話ができないことを危惧しており残りの数か月で私が嫌われ役となってよい方向に向かって貰いたい一心で行っていることを伝えました。なんでいままでできなかったのか?の質問には「かつて課長の職位で仕事していた時はこんな人当たりで仕事していましたよ!」「現在のチーム組織になってから二人体制になったので職位が外れてフラットな関係で仕事するようになってから意識は希薄になりました」とはっきり伝えます。私がドライと言われてたり。間違っているという意見もあると思われるかもしれまんが、いまいる現職の会社での職位は「育成をしろ」のスタンスの理解です。コロナにより組織変化があり職位が外れてしまった私は、職位を取ったことは「育成しなくてよい」のメッセージと受けとめた人間です。育成をしなくてよいとしたのは会社側と考えたうえで、お金も貰えない、評価されないことに私の工数を使いたくないとの考えだったのです。

その状況を現在の上司は知る機会がなったことは残念ですが、小さいことの積み重ねが評価認識のズレを生んでいることを感じた瞬間でした。課長としてチームを率いていたときに今の上司は一つ上の存在。まぁ、執行役員ですからね。私の間に部長がいたわけです。その部長から伝達しきれないところもあったのでしょう。運命ですね…

3回目を書くことになるとは思いませんでしたが、退職交渉_3回目に続きます。