前回、日本グランプリ決勝日の模様を書いておりましたが、ブルーインパルスの興奮で肝心のレース模様が書けていませんでした。申し訳ありません。今回はいよいよ決勝の模様からホテルへ帰宅までの思い出をここに綴って行きたいと思います。決勝日前半の模様はこちらからお読みください。「F1 2023観戦日記⑧」
フォーメーションラップスタート!
さぁ!いよいよスタートとなります。まずはフォーメーションラップです。タイヤにしっかり熱を入れてスタートへ各車が備えていきます。指定席はアウトレット席なので写真はもろ金網かぶりですね…。ただコースからの距離が近く大迫力です!過ぎ去るドライバー全員に拍手です!そして日本人ドライバーでポイント獲得が期待がかかる9番手からスタートの角田選手にはどのスタンド席からも一段と大きい声援が飛びます!このスタート前の緊張感と前者一斉にタイヤに熱を入れていくことで、観戦席にいてもゴムの焼ける匂いがしてきますぞ!
そしてスタート!
そして、各車がグリットにつくと、グランプリ事に特徴があるグリーンフラッグがスタート位置後方で振られます。そしてシグナルレッドからブラックアウトでスタートです!ポールポジションスタートであったレットブルのマックス・フェルスタッペン選手はマクラーレンのノリス選手に前を一時は押さえられそうになりましたが一位を死守です。角田選手は位置取りが悪く10位に後退してしまう展開、その代わりに角田選手と同じアルファタウリのローソン選手が9位に上がります。日本人としては切ない展開です。後方ではアルファロメオのボッタス選手がコースアウトしてしまい、オープニングラップの終了を待たずにセーフティーカーとなりました!。
金曜、土曜と穏やかにレースウィークが進行していただけに波乱の展開です。そしてセーフティーカーがあけてレースのリスタートです!再開後はペレス選手が後方に沈み焦っていたのか、ペレスミサイル劇場となりかなり来年以降のシート契約に暗雲立ち込める展開となりました。全てがペレス選手のせいではないのですが、その影響で続々とリタイアとなり荒れたレース展開となってしまいました。現地観戦する人間にとっては最後まで20台で走ってほしい気持ちがあるので、非常に残念です。
ペレス選手への批判が後日のスポーツ記事でもあふれているのですが、2021年、2022年とどちらもペレス選手の神アシストが無ければフェルスタッペン選手の年間王者も難しい場面があったので、直近の活躍は本当に心配です。レース後は空気を読まないメキシコ人のペレスファンがうざかったですがね…
ピットストップ
そしてソフトタイヤを選択し、かつローソン選手の後方で走っていたためタイヤの持ちは悪かったのでしょう。角田選手が1回目のピットストップを迎えます。無事タイヤ好感を済ませて、アウトラップを頑張ります!それを見越したローソン選手はアンダーカットを防ぐために反応しました。チーム内バトルで何をやっている!?争っていないでポイント獲得のために協力しろ!と言いたいです!結果は角田選手が前にでました。日本人として一安心です。つーか、ローソン選手はスタートといい、今回のピットバトルといい同じチームなのに露骨にえぐいです!
そして2回目のピットストップを迎えますと、今度は逆にローソン選手が先にピットインです。やはり、後ろで走っているほうがタイヤの摩耗が激しいのでしょうね。
そしてここで角田選手が反応すると思いきや?ステイアウトです。これ余裕でアンダーカットされるでしょう!1週あたりのタイム差が1秒ということです。なぜ、アルファタウリは角田選手への戦略がここまで露骨に不信感ある行動をとるのでしょうか?今年の車をここまでもってきたのは、まぎれもなく角田選手のフィードバックのはずです。また車が鈍足時代に貴重なポイントをもぎ取ってきたのは角田選手ですよ!本当にチーム戦略に恵まれません。ローソン選手がピットに入って5週あとにようやく角田選手がハードタイヤに変えます。
これでタイヤとして有利な状況にはなりましたが、鈴鹿サーキットの本質は抜けないコースです。同じマシンで走っているローソン選手より抜群によいペースなのですがチームオーダーもありません。チームはみすみす、角田選手のタイヤがいい状態を捨てにいっています。これ本当にポイントほしいんですか?
フェルスタッペン選手が角田選手にとどめ!
そして、ある意味もはやレースに参加していない、1位独走のフェルスタッペン選手。最終ラップで角田選手、ローソン選手をまとめて周回遅れにしていきます。この時点で角田選手とローソン選手の勝負は決まりました…日本グランプリでポイント獲得を期待できた角田選手は12位と切ない結果で終わってしまいました。
結果は1位フェルスタッペン選手となり、ほぼ一人でコンストラクターズタイトルをもぎ取ってしまいましたよ。すごい圧勝です。そのほかの表彰台争いはかなり面白くノリス選手とラッセル選手の頭脳戦が非常に面白かったです。ラッセル選手が1ストップ作戦であることを知るとノリス選手はチームに警告。「このままレースを捨てるの?」と意味深発言。発言した当時の状況は同じチームのピアストリ選手に抑えられていたノリス選手です。自分のほうが速いので、先に行かないとラッセルに表彰台を奪われることを運転しながら想像したんですね。これ本当にすごいと感心しました。チームはその発言があったから!?なのか計算しなおしてチームオーダーを発動します。
前に出たノリス選手はペースアップしてラッセルにとどめを刺した展開です。53週を周回するドライバーが個人としてもしっかりとレースの全体像、自分の立ち位置を把握して行動している瞬間です。
最終的な順位は写真でどうぞ…
ということで、決勝レースの模様を記事に書かせて頂きました。決勝日のイベントはまだあります。レース後の話はまた次の記事で書かせて頂きます。
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