お伊勢参りに行ってきました④

前回は豊受大御神をお祀りしている伊勢神宮の外宮へのお参り体験談を書かせていただきました。今回は天照大御神がお祀りされている伊勢神宮の内宮へ参拝した体験談となります。

伊勢神宮の外宮から内宮への距離は徒歩60分です。時間があれば街並みも散策したくて徒歩も検討に入ったのですが、今回はさすがに時間の制約があるのでバスで移動します。バス停は外宮の火除け橋をでて、信号を渡ったすぐのところにあります。外宮から内宮への運賃は確か470円。ICカードも使えます。バスは路線バスや特急バスなど様々ありますが、その時に巡り合ったバスが一番早いと思われます。

時間がなくて写真が取れていませんが、横浜市で運営している写真のようなバスで連結バスに乗ることができました。いかにも観光地らしいバスですね。ただ、バス降車の際はICカードをもっておらず、かつ現金払いの観光客が放送などを聞いておらず事前に両替などをせず降車の時に渋滞を起こしておりましたので、この時間などは余裕をもって乗車ください。

内宮へ到着!

そしていよいよ内宮へ到着です。少しずつ記憶が蘇ってきました。私が高校の修学旅行で訪れたのは内宮ですね。五十鈴川などの記憶が蘇りました。そして修学旅行であったことで致しかたないと思いますが、残念ながら方参りでしたね。大人になってようやく外宮、内宮への両方をお参りすることができている瞬間です。

宇治橋、そして五十鈴川の清流が大人になって訪れた私をピリッと引き締めます。そして五十鈴川の清流がなんともきれいです。覗き込むとしっかり川底も見えて、泳いでいる魚も肉眼でしっかり見ることができました!残念であったのは、ポツポツと小銭が落ちていることです。これも観光客が投げ銭をしてしまっている状態です。特に五十鈴川への投げ銭の風習はありませんし、禁止されているようなので参拝の際は是非マナーとして知っておいてほしいです。

正宮までの道のりを歩く…

そして五十鈴川に心を奪われた私は正宮までの参道を一歩一歩踏み出して進んで行きます。見るものが何故か神秘的に感じられて信仰、伝統という言葉が頭に浮かんでくる状況です。何故か些細な出来事すら神秘的に感じさせてしまう空間です。

内宮の神様は、太陽神である天照大御神です。「今から2000年前、皇位のしるしとして受け継がれる三種の神器の一つである八咫鏡をご神体として伊勢の地にお祀りし、国家の守護神として崇める伊勢信仰は平安末期より全国に広がりがみられました。現在でも全国の神社の本宗として特別に崇敬を集めます。」※伊勢神宮HPより引用とのことです。皇室の始祖、そして2,000年前というパワーワードはすごいですね。

正宮でも、外宮同様に個人的なお願いはしてはいけません。またお賽銭もないです。ここでも私は日本の領土、天災から守って頂くことに感謝するとともに、障害もなくお会いできたことに感謝してきました。

境内はどこをとっても神秘的です!

境内は広く、外宮と同じように様々な場所に別宮と呼ばれるお社があります。内宮も個人的なお願いするお社があり「荒祭宮」でお願いすることができます。私は今回のお伊勢参りは、退職に伴う有給消化でこの機会をもらっています。そこで転職先での活躍と円滑な人間関係の後押しを頂くよう、良縁を願い行脚しました。ここでもその想いを旨にしっかりとお願いをさせて頂きました。

正直、大人になって神頼みというのは恥ずかしいかもしれませんが信じる心とお参りしたアクションが転職後の心のよりどころになれば御の字でです。最終的には自分自身の力であり、実力のなさを素直に認めて少しずつ周囲に追いつくしかないのですが、心身リフレッシュという意味では非常に有意義なお伊勢参りになっています。

お土産購入です!

大人一人の旅路。非常にゆっくりと自分のペースで伊勢神宮をお参りできたことは家族の支えがあってこそです。他にもお土産は購入しましたが神様のご加護を越訴分けということで、妻には「開運鈴守」、子供には「学業成就」のお守りを購入しました。伊勢神宮にまた何かの機会で、妻、子供ともに参拝をしてお礼参りをいつかしたいものです。伊勢神宮のお守りは一生ものともいわれているので家族全員でご加護を頂き、人生を楽しく生きて行きたいものです。ちなみに私は自分用に「厄除けお守り」を購入です。現在40歳の前厄、来年は本厄、再来年は後厄と人生の節目を迎えております。妻曰く「心の持ちようだ!」と激を飛ばされていますがメンタルが弱い私はこのお守りを心の拠り所にしていきます。厄年に転職する勇気はどこにあったのでしょうかね…。

以上、お伊勢参りとして「二神輿玉神社」→「外宮」→「内宮」への工程は以上となります。参拝時間としてはゆっくり回れたという感想です。時間が余ってしまったこともありこの後は「おかげ横丁」の散策ともう一つお参りした「猿田彦神社」の体験を次回は書いておこう思います。以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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お伊勢参りに行ってきました③

前回は二神輿玉神社にて禊を行い身を清めるところまでの話をさせて頂きました。今回は伊勢神宮外宮へ移動していよいよ神聖な領域へ足を踏み込み、神様へのご挨拶をしてきた体験談です。

伊勢神宮 外宮へ

二神輿玉神社がある二見浦駅での電車をうまく乗ることができ、再び伊勢市駅に戻ってきました。平日の月曜日ではあったのですがまだ時刻にして8時20分、そこまで通勤通学というラッシュにはなっていない印象の駅前でした。もしかしたらすでにピークが終わっているかもしれませんがね…

伊勢市駅から外宮へは徒歩6分です。伊勢市駅を出て直進するとすぐに外宮参道がまっすぐと伸びております。

当然、まだお土産屋さんもオープンしていない時間帯なので昼食の候補を探しつつ遠くに見える深い森を目指して歩きます。そしてしばらくして正面に広がってきたのが、明らかに雰囲気が違う空間です。横断歩道を渡る前から神聖なピリッとした空気を私は感じることができました。

そしていよいよ境内に入っていきます。ネットやYouTubeなどで間接的に見てきた写真の風景が目の前に次々と広がって行きます。

伊勢神宮は内宮の神様である天照大御神とその衣食住!?のお世話をする外宮の神様である豊受大御神をお祀りしています。外宮から内宮の順番で参拝をすることが良しとされているようです。また片方だけお参りすることは「方参り」と呼ばれて避けるべきとされているようなので、お伊勢参りをされる方は時間に余裕をもってぜひとも両方を参拝してみてください。海外の方やツアー客の方はこういう仕来りは関係ないでしょうかがね…まぁ、こういう参拝マナーで気になってしまう方はしっかり守りましょう。私も予習して知ったことでありますし、実際にきちんとマナーを守れていたかは疑問が残るので気持ちの持ちようでは最終的になると思います。

そしてこの伊勢神宮ですが外宮、内宮ともに正宮と呼ばれるお社を中心にその他の別宮と呼ばれるお社がいっぱいあります。神様の魂を区別したりしてお祀りしているのかでしょうか!?私はその辺の解釈は勉強不足でうまく表現できません。自己理解の解釈としては「すごい神様は別荘がいっぱいある」という小学生並の理解で完結しています。

正宮では個人的なお願いはダメ!

正宮では個人的なお願いはダメ!ということもネットで予習済み。お賽銭もしないとのことなので、正宮に着いたら会えたことへの感謝、日本の安全を祈願させて頂きました。お賽銭については、予習したとはいえ、実際に正宮に到着したときは迷いました。お賽銭を普通に周囲の人がしている様子をみて心に迷いが生じました。またお賽銭受けは無いと聞いていたのですが白い布が敷かれた箱があったので挙動不審です。ただ、自分の仕入れた情報を信じてお賽銭をせずにご挨拶をしていいます。

のちに調べたことですが、私が勘違いした白い布が敷かれた箱は「箱」にあらず!でした。白い布はお賽銭をしないことを知らない人が勝手に投げ銭をしてしまうことで、建物の一部が傷ついて、痛んでしまうことを防止するために敷かれているとのことです。皆さんも正宮でのお賽銭は本来は禁止のようですのでご注意くださいね。

個人的なお願いは多賀宮で!

個人的なお願いについては豊受大御神の荒魂を祀っ多賀宮で行いましょう。「多賀宮は、外宮に所属する四別宮のうち、第一に位しています。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさです。ご祭神は、豊受大御神の荒御魂。神様の御魂のおだやかな働きを、「和御魂」と申し上げるのに対して、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを、「荒御魂」とたたえます。」※伊勢神宮HPより引用というように、説明がされております。荒々しい魂の力で祈願者の個人の願いについて背中を押す勢いをつけてくれるとのことです。うまく説明できていない表現になっていますがご容赦ください。

外宮の境内をくまなく回り、一般の人が立ち入れる場所は隅々まで回れたはず。いったん外宮をあとにして内宮へ向かうことにしましたが、たまたま歩いていたら出た出口が最初と違う北門にでました。もともと入ってきた外宮参道とは少しズレた場所です。ただここに行きついたのが何かの運命か北門に出たことにより「月夜見宮」を知ることができました。外宮からも近かったため何かの縁と感じてポジティブに「月夜見宮」にも参拝することができました。

正直、境内で一番印象に残ったのた大きな大樹の根本にお祀りされている稲荷様!?伊勢神宮とは関連が無いようで案内も特になく謎のお社です。地元信仰の何かかもしれませんね。ただ、私にとっては神聖な何かを感じ取ることができたので、しっかりと出会った神様にはご挨拶をしてまいりましたよ。

さらに、いったん伊勢市駅方面に向かいます。せっかくなので地元の神様にもご挨拶です。駅前に世木神社と呼ばれるお社があったのでしっかりご挨拶です。おそらくこれで90分以上は使っているかもしれません。

この時点で外宮より広い内宮のお参りが残っています。早お昼をするか迷ったのですが時間が限られているのでお昼を我慢して内宮へ向かいますよ。内宮の体験談はまた今度です。以上、ありがとうございました!

きっぷる