勘定科目の覚え方

みなさん、お越し頂きましてありがとうございます。さるやです。
今回はたくさん存在する勘定科目の覚え方のコツを紹介していきたいと思います。簿記についてはは原則として「五要素」が存在しています。この五要素は下記の通りです。

損益計算書を構成する「収益」「費用」そして貸借対照表を構成する「資産」「負債」「純資産」です。これらの性質をしっかり理解して仕訳に登場する勘定科目を覚えていくのがまっとうな勉強の方法ではあるのですが、いちいち覚えていってから問題を解く、理解してから問題をとくとなるととても3か月という3級の標準的な学習期間では間に合いません。
また簿記では仕訳をおこすときに左、右の方向を「借方」「貸方」と表現します。参考書や実務ではこの用語が当たり前のように使用されていますので、実務に携わる人にとってはイヤでも覚える用語ではありますが、試験、資格取得を目指すのみの方にとっては非常になじみづらい用語です。このブログでは、日商簿記3級の内容については左、右を使って解説はしていますが、2級まで取得を目指す方となると実務にて使う前提と考えて「借方」「貸方」を使わせて頂いています。

ちなみに雑学ですが「借方」「貸方」を日本に広めたのは福沢諭吉と一説では言われています。洋書として日本に入ってきた複式簿記の本を翻訳したさいに「借方」「貸方」と翻訳し商人の間で広まり、業界用語的な位置付けて慣習となってしまい今日に残っています。
このような覚えにくい内容を少しでも助けになればと思い今回は記事を書かせて頂きます。
まず日商簿記でたくさん出てくるのが「収益」費用」です。この2つが整理できればかなり負担が軽くなるはずです。
費用の覚え方
言葉に注目します。「費用」は資本を減少させる要因です。資本に代表されるのは「現金」です。現金取引をイメージすると費用の勘定科目の特徴の一つとして

お金を支払うイメージの「支払」の言葉がついていることが特徴です。例外として「支払手形」がありますが、勘定科目の頭に「支払」がついていたら費用と覚えましょう!
さらに費用は「費用」の「費」がついていることが特徴です。

例外として「給料」や「賃借料」などありますが、この特徴をしっていることでかなり迷わずに仕訳が切れるようになるかと思います。
収益の覚え方
収益も費用と同じように考えると特徴があります。例外として「売上」などもありますが基本的に収益の勘定科目には「受取」の言葉が付随します。

例外として「受取手形」はありますが、ほとんどはこれが当てはまります。
資産・負債・純資産は数が少ないのでこちらは頑張って覚えてください。各論でのイメージが持てれば問題ないはずです。
以上が、勘定科目を整理するやり方として紹介させて頂きます。私自身はこれを学生時代に行っていて勘定科目の性質をまず間違えることはなかったです。個人によって合う合わないの差が出るかもしれませんが参考程度に紹介させて頂きました。
引き続き、試験合格に向けて問題演習をしっかりおこなう時間を過ごしてください。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。