補助簿について

みなさん、お越し頂きましてありがとうございます。

今回は「補助簿」について取り上げていきます。「補助簿」の記入方法、資料として与えられて仕訳にするなどの問題が日商簿記では出題されます。

日商簿記3級だけを考えると、試験までに網羅できていなくてもあまり点数としては痛い目には合わないのですが、日商簿記2級では下手したら読み取りができないと20点を失う可能性があるので、甘く見ない方がよい論点です。ただ、理論というよりは、ただ覚えるだけの話ではあります。3級の検定試験を前提とするのであれば試験直前に行ってもよい話です。

この記事は本格的な各論に行く前に、「補助簿」の役割についてのイメージをつけて頂きたいと思いますので、各論に行く前に一度お読みくだされば幸いです。

主要簿と補助簿

まず、いきなり補助簿の話に行きますので、補助でなくメインでつかう帳簿の「主要簿」について話をしておきます。みなさん簿記で使う主要簿って知っていますよね?

私のブログでも簿記総論のカテゴリーで既に解説記事を書かせて頂いておりますが、「仕訳帳」と「総勘定元帳」の2つを簿記でメインで使っていく帳簿として二つ合わせて主要簿と呼んでいます。

では主要簿だけでは簿記の記録は成り立たないのでしょうか?答えは、損益計算書、貸借対照表を作成するだけであればこと足ります。しかしそのほかの経理業務を考えると情報が足りていません!

例えば取引先に対して売掛金があったとします。きちんと回収できているかどうかを主要簿の情報だけで追跡できますか?売掛金でも複数の取引先がある場合、「どの取引先に、いくらお金を払ってもらえるのか」であったり、「どんな商品をいつ、いくら購入して、在庫はどれ位あるのか」というような情報は仕訳を見ただけでは判断できません。また総勘定元帳を見ても書かれておりません。

このように、会社の運営を考えると簿記の仕訳と元帳の記録だけでは足りないのです!したがって、仕訳帳や総勘定元帳をその名の通りサポートする帳簿「補助簿」が必要になってくるのです。

補助簿の種類

補助簿には特定の取引の明細を記録する補助簿「補助記入帳」特定の勘定または事柄について記録する「補助元帳」の2つの種類があります。

日商簿記検定3級に登場してくる補助簿は主に10種類あります。ざっくり紹介していきます。

【補助記入帳】

現金出納帳

現金の入金、出金の細かい明細を記録していく補助簿です。

当座預金出納帳

当座預金の入金、出金の細かい明細を記録していく補助簿です。

小口現金出納帳

小口現金の支払い業務を記録していく補助簿で、小口現金の仕訳と関係性があります。

受取手形記入帳

受取手形の決済情報を記録していく補助簿です。

支払手形記入帳

支払手形の決済期日、相手先情報を記録していく補助簿です。

仕入帳

仕入れた商品の情報や取引先情報を記録していく補助簿です。

売上帳

売上た商品や売上金額、取引先を記録していく補助簿です。

【補助元帳】

商品有高帳

仕入れた商品を商品別に在庫、単価などを記録していく補助簿です。

売掛金元帳(得意先元帳)

売掛金の回収状況を取引先ごとに記録していく補助簿です。

買掛金元帳(仕入先元帳)

買掛金の支払い状況を取引先ごとに記録していく補助簿です。

簡単に概要と合わせて紹介していきましたが、本当に勉強方法としては単純に記録のやり方を覚えることだけです。

私が知らないだけで理論があるかもしれませんが、ただ覚えることになります。

正直、講師時代も生徒に「なぜ?」といろいろ聞かれましたが結論ルールだからでおしまいです。

ただ覚えるだけが苦痛の方もいるかと思いますが、単純作業を頑張ってください。3級を前提に考えると試験直前でも正直構いません。多く時間を割く必要はありませんので、ここに時間を割くのであれば他の仕訳問題や試算表作成、精算表作成問題をたくさん解くようにしましょう。

以上、最後までお読み頂きましてありがとうございました。

さるや
  • さるや
  • 鎌倉市在住/簿記の元講師/現在は一般事業会社にて経営企画として経験を積んでいます。/専門は工業簿記・原価計算/社会人講座クラスを3級・2級・1級工業簿記を担当

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