簿記3級 直前2週間前の過去問利用

みなさん、お越しいただきありがとうございます。さるやです。

試験直前の2週間前の学習方法について話していきたいと思います。この記事に行き着いた方はそろそろ検定試験直前の状況ではないでしょうか?全然範囲が終わってない方や、準備バッチリの方など、さまざまな状況に置かれているかと思います。どんな状況に置かれていたとしてもまず始めにやって頂きたいのはズバリこれです!

なぜ過去問をなのか?その理由は3つあります。


①時間を計って解くことで時間配分を確認する。

これは、普段学習時間のない方や、独学の方に非常に多いのですが時間配分の感覚が著しく不足されている方がほとんどです。これ私、さるやは元講師の感覚から思うことです。いざ直前の講座に申し込まれた方が陥るケースです。これまで独学や時間のない中で勉強をしてきました。多くの方はそのような環境で勉強をしていくと「理解しないと意味がない」という結論にたどり着き、テキストを読み込むことで重点を置きがちです。しかし、その「理解しないと意味がない」という結論は検定試験に合格をする。資格を取得するときの考え方として完全な正解ではありません。正解は…

なのです。検定試験は2時間の枠のなかで70点以上の得点を獲得できる人間を「簿記3級の知識がある」と認定されます。したがって、検定試験で評価する以上、得点をとれたことがイコール知識があるとみなされるのです。したがって、試験直前の2週間前は、必ず時間を計って過去問を解きましょう。社会人の方は1日2時間をとるだけでもしんどいのが本音であると思います。その際は5問構成をぶつ切りにして解いていきましょう。各設問の目標目安は下記をお勧めいたします。

上記の最大時間ですべて解くと、見直しの時間はないです。この目安時間より早く解く練習を残りの2週間で行っていきましょう。

②点数を確認することで自分のレベルを理解する

自分のレベルを知ることは非常に大切です。実際の実力が40点しかないのに第2問対策や第4問対策ばっかりしていては合格にはたどりつけません。検定試験の2週間前に40点~50点の総合得点になってしまう方は、まずは第3問目で20点以上、第5問目で20点以上が取れているか確認してください。ここで目安の20点以上が獲得できていない方は第3問と第5問を1週間はひたすら解きましょう!直前の2週間前で39点以下の方もあきらめず同じことを1週間でなく2週間すべて費やして行ってください。この直前はお尻に火がついている状況なので爆発的な集中力で点数が伸びる期間です。実際に講師時代もここから伸び合格をされているかたを何人も見てきました。ちなみにこの時期に各種資格学校は直前期の答案練習を行います。この時の平均点は40点台から50点台のクラスがほとんどです。平均ですよ、この点数は!ですがこの2週間の集中によってクラス合格率が80%まで行くのですから、当時の受講生の方の追い込みはすさまじいものでした。

③自分の弱点を知る。

これは、点数がどうしても50点で止まってしまう方などに有効です。どんな過去問を解いても大体同じ点数でそろってしまう方は

例えば、手形取引で毎回落としているとか、売掛金と買掛金を間違って覚えているとかです。そのような方は第3問目、第5問目は15点前後でないでしょうか?この第3問と第5問は一か所処理を間違うと芋づる式に点数が落ちるようになっています。なので、弱点項目を把握してその論点に少し時間を割いてあげれば10点~15点はすぐ伸びます。ます、弱点を知ることによって、その弱点内容が出題されたときにはほかの問題以上に注意を払いますからミスも減ります。様々な相乗効果を得ることができて、合格点まで伸びる可能性が大です!

過去問と予想問題集

最後に過去問と予想問題集はどちらを重視するべきであるか?について話,終わりにしていきます。正直、講師時代は予想問題集を進めたことはありません。なぜなる、講師目線でいうと日商簿記検定3級の出題範囲は狭く、出題パターンも数えるほどしかありません。したがって過去問を練習し物にできれば、予想問題を解かなくても十分対応できます。私は、予想問題集は過去問の出題パターンの数値を変えて販売しているようにしか正直見えません。

また、心理的な話になってしまいますが、残り2週間、時間がないという勉強環境の中でやることがいっぱいあるほうが心理的負担になることが多い気がします。仕事と同じです。期限が同じ仕事を複数抱えると苦しいのと同じです。まずは過去問をしっかり練習して、それでも物足りない方は予想問題集にチャレンジしてよいのではないでしょうか?

試験まで残り僅かな中、こちらを最後までお読み頂きありがとうございます。少しでも直前の学習の参考になって頂いておりましたら幸いです。試験頑張ってください。

さるや
  • さるや
  • 鎌倉市在住/簿記の元講師/現在は一般事業会社にて経営企画として経験を積んでいます。/専門は工業簿記・原価計算/社会人講座クラスを3級・2級・1級工業簿記を担当

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