簿記3級 勉強時間・方法・スタイルは?

みなさん、お越し頂きましてありがとうございます。さるやです。
今回のテーマは簿記3級の勉強方法について紹介していきたいと思います。
ちょうどこの季節、新社会人の方や、人事異動などで新たなスキルを模索中である方がさぞ多いことだと思います。そこで社会人としてのスキルとして登場するのが、語学力、計数能力の2つのスキルではないでしょうか?

語学力はその代表は「英語」「英会話」ですね。この力はグローバルに展開する大企業だけでなく、世界に機械の部品を供給する小さな製造業の会社まで広く求められています。また近年、中国経済の発展のためプラス中国語も求めてくる企業も多い感覚です。
そして係数スキルの代表はなんといっても「簿記」です。会社が儲けを獲得することが目的である以上、必ずお金の感覚が必要な場所です。その感覚は個人的なセンスでなく、「公式的な感覚」でなくてはなりません。
その「公式な会計」=「簿記」として多くの企業は経理職だけでなく営業職,またマネージャークラスにも推奨して身につけてもらいたいスキルとなっているはずです。
その入り口となっているのが「日商簿記検定3級」です。いわゆる簿記3級といえばいろいろな簿記の試験がある中で「日商簿記」を指すことになります。
▽勉強時間

勉強時間についてはスクール利用を基準に考えてみます。大手資格スクールは簿記3級の講座を設定しておりますが、講座カリキュラムは全13回前後の講座が多いと感じます。1回あたりの講義時間は2時間30分前後です。講義を受けるだけで全部で32時間30分です。そして私さるやは元講師でしたので自宅学習時間を受講生の方に伝えていました。どれくらいを最低限、自宅学習時間としていたかというと、「受講する講義時間と同じ時間」と伝えていました。つまり32時間30分です。
したがって、内容をインプットする時間と問題練習などでアウトプットする時間合わせて65時間と考えていたわけです。
試験に合格するために効率化された内容を直接聞くスクール利用で65時間ですので、他の通信講座や、独学スタイルまで幅広く考えると100時間が現在から検定試験日までに確保できる計算であれば次の検定試験も目標に初めて問題ないと考えます。
1日1時間の学習と考えて90日、90時間です。生活スタイルにもよるとおもいますが3か月が勉強期間と考えてください。
▽勉強方法
勉強時間については上記で記載した通りです。ここからはその中身について書いていきます。
AさんとBさんの二人が同じ時期から簿記3級の勉強をスタートしました。試験までに費やした勉強時間は同じ100時間です。しかし結果、Aさんは合格、Bさんは不合格となってしまいました。なぜでしょう?
それは二人の勉強方法、勉強の質に違いがあったからです。
Aさんは、講義や、独学書を見た後は、問題練習を中心に勉強しました。内容の理解は後回しです(問題を解くうちに自然と感覚が身につく。
Bさんは、講義や独学書で理解しきれなかった内容を、復習時間で補おうと勉強し問題練習は少なめでした。
この二人の差は「問題練習の量」です!
日商簿記3級の試験問題は、学者的な理論を受験者に求めていません。まずは実務として最初に行うであろう、ブックキーパー、記帳業務ができることを目的としているような内容です。したがって、様々な取引が登場し、それに素早く反応して正しく処理ができることが合格者と認定しています。
ついつい、「理論的な背景を知らないと恥ずかしい」という気持ちになりがちですが、経理担当者が2級も持っていない方も考えると、経理部長レベルが1級の知識を持っていればよいので、まずは入り口として3級は処理ができることを目標にすることになります。
つまりは、問題練習に時間を多く費やした方が合格する試験です!
▽勉強スタイル
勉強スタイルとしてはお金の掛け方次第です。
- 最もお金はかかりますが、講義を生で受講する緊張感と、通学することで勉強から逃げられない体制があり、合格するためのノウハウが詰まっているのがスクール利用であると思います
- ご自身で勉強のペースが構築でき、時間管理も問題なくスケジュール管理することができれば、合格するためのノウハウのみを利用できる通信講座でも十分合格可能です。また会社のお仕事が不規則な方で決まった時間に通学できない方も通信講座の方が学習しやすいでしょう。最近の通信講座は質問体制もしっかり整理されていますので、不明点も聞きやすくできていますよ。
- お金も掛けず合格したいという方は、独学です。当然「問題集」と「テキスト」は必須ですが!その際お金をけちるあまり、古すぎる内容のテキスト、問題集を購入しがちです。最近は試験範囲が年度によって大きく変更されている箇所もあります。スクール利用や通信講座では心配ないのですが、独学者は内容が古いテキストで勉強してしまう可能性もありますので、なるべく最新版のテキスト、問題集を購入して学習してください。
以上、簿記3級の勉強時間、学習スタイルなどについて紹介させて頂きました
最後までお読み頂きありがとうございます。