日商簿記3級 試験対策から考える 

来訪頂きありがとうございます。さるやです。

 今回は簿記の入り口と言われている日商簿記検定3級の試験について解説していきます。日商簿記検定3級は受験資格がなく、誰でも受験ができます。試験要綱としては下記の通りです。

https://www.kentei.org/boki/testinfo.html

https://www.kentei.org/boki/guideline.html

※詳しくは上記にアクセスしてご確認ください。

大問、5問で構成されていて試験時間は2時間となります。下記の表に元講師としての経験を踏まえて各設問の大まかな内容と優先度をお伝えします。

 まず「◎」したのが第3問と第5問です。なぜ「◎」にしたかというと、先ほど要綱で見ましたように、合格点数は70点です!この「◎」の箇所は合計約60点の配点がきます。つまり、この設問箇所で大きく点数をロスすると他で挽回する余地が少なく、非常に致命的になります。講師時代も初回受講のとき、中盤、基礎講義最終回、対策講座初回などなど、口すっぱく受講生の方にはお伝えしておりましたが、その現実を知っているだけではダメなのです!どれだけ問題練習をしたかがポイントになります。この設問で出題される表作成は非常に問題の演習量に比例して解答慣れの差が非常にでます。ただ問題練習をしてこなかっただけであれば、直前練習でスパートが出来るのですが、表を作成するための各論をしっかり出来るようになっていないとかなり難しいです。問題集などお持ちの方は、各論の1定点までの内容で練習できる問題が入っているはずです。物量が多く時間がかかるからと飛ばさずに、問題のレベルが軽い段階から練習をしっかり行っておきましょう。後での挽回は大変ですよ!

 続いて「○」にした第1問目です。こちらは仕訳取引の内容となります。まだ学習をスタートしておらず、「仕訳ってなに?」という方は是非、簿記総論を一読頂ければ幸いです。

 少し勉強を始めていて、仕訳を知っている方は、「仕訳って言ってもいっぱいあるじゃん」と思われたのではないでしょうか。その通りです。いっぱいあります。その中から、わりと複雑な取引例が示されて仕訳の記入をすることになります。小問5問で各4点です。いっぱいあるから大変ですが、幸いにも勘定科目選択方式となっています。「ここから選んで使うこと。」の指示書きが問題文の中に登場してくるので、選択欄にないものを使用すると、たとえ解答の内容があっていたとしても「×」となります。

 試験上の重要度としてなぜ、他の「△」の設問でなく第1問を「○」にしたか。その理由は勉強の行いやすさを考慮しました。問題練習方法が、重要度「◎」にした設問と同じように出来るからです。そして問題の内容は、第3問、第5問に登場してくる内容を深くした問題や、複数の記録の混合となりますので、「◎」の練習をまずしていれば第1問はまったく戦えないという状態にはなっていません。一方「△」の設問は聞かれていることは簿記ですから、戦えなくも無いのですが仕訳というよりは記録する細かいルール(書き方、記入方法)などが問われ、解答の見た目が、「これ簿記?」と言う感覚に陥る方が多く、非常に違和感があるようです。つまり勉強の効率が悪いってことです。難しい内容もなく、ある程度出題形式がパターン化されていて、そのパターンの数も少ないですから直前に対策して問題ないと思いますよ。

 いかがでしたでしょうか。試験の構成を学習の最初に知ることは、今後の勉強を進めて行くうえで非常に有利に働きます。次回より3級の各論を解説して行きますが、今回のポイントを踏まえて、問題練習をガンガン行っていってくださいね。

 では、本日も最後までお読みいただき有難うございました。次回もよろしくお願いいたします。

さるや
  • さるや
  • 鎌倉市在住/簿記の元講師/現在は一般事業会社にて経営企画として経験を積んでいます。/専門は工業簿記・原価計算/社会人講座クラスを3級・2級・1級工業簿記を担当

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です